植物

アヤメ シクラメン チューリップ 葉たばこ 野の花 ノギラン シコクフウロ ホトトギス ジャコウソウ 青りんご アスパラガス カボチャの花 グラジオラス

 建物

休耕田 92年11月 時計塔のある風景

 身の回りの物

しょいこ ボール

 97年6月の旅

6日 大聖寺 郷土料理 夕食 7日 朝食 7日 三日月味わいの里定食 昼食 7日 池

 87年5月の旅行

富士より富士山を望む 竹原・三原間にて 呉付近より黄金山を望む 宮島 柳井港 光付近

 八幡平

茶臼岳 岩手山

 ツリフネソウ

赤い糸異国に手操る寶鐸草(93年5月)

 もじずりそう

もじずりと帰りてひとつ番茶くむ(88年7月)何がいや口もきかぬにもぢづり草(88年7月)煮えたぎる腸(はらわた)冷えぬもじずり草(93年6月)

 柿の実

ふるさとを訪ねんる日の柿日和(92年11月)子を生みて若き女の柿をもぐ(93年11月)湯上がりの髪を結んで柿をむく(94年10月)

 茶の花

茶の花や含み笑いのデスマスク(94年12月)

 押し花

アキレス腱ちぢみっぱなしの花疲れ (93年3月)姉に会ひ弟に会ひし花野原 (93年8月)

 朝顔

朝顔のフェンスに登る工事中(94年5月)

 外国人

外人とハッピーニューイヤーと言ひ交わす (93年1月)

 つたもみじ

蔦もみじ杉のはきたる袴かな (92年10月)

 青ぶどう

真髄に怒りの走る青ぶどう (93年6月)

 柿

柿若葉ぽろっと忘れる事多し (94年5月)

 黄百合

すかし百合苔の暗きを灯しをり (93年8月)

 野良仕事

姉の手も同じしみなりわらび取り (92年4月)

 無人駅

無人駅青くて光る風抜ける六月九日三日月駅十四時四十一分発 (97年)

 ポスト

投函し遠回りする冬野道 (89年1月)

 石仏

さみだれや着崩れしたり露座仏 (93年3月)肩小さき石仏ぬらす春清水 (94年3月)

 紫陽花

一輪車あじさい片手にくねり行く (88年7月) 作業服あじさいかなと通り過ぎ (88年7月) 左右見てあじさいの頭子つみていく (88年7月) 額の花おわりは絹のごと変す (88年7月) あじさいのかたくな緑蕾出ず (89年5月) あじさいを折らぬとげんまんランドセル (92年…

 三つの虹

上等の虹 さみだれが通りすぎたあと、谷間のほおの葉が、大きく広がりました。 こんもりとした杉の茂みの中に、ほおの若葉は、あざやかに映えて見えました。 そして、その時、とびきり上等の虹が出来上っていました。 「さすが、あいつの虹。わたしの絵の具…

 お日さまの色 もらったの

雨あがりの朝です。 庭の花が、とってもきれいな色になりました。 はっぱはみんないきいきしています。 お日さまが、はっぱのしずくにあたって、七つの色に光りました。 小さなかたつむりが、いい気持でさんぽしています。 「赤いバラさんこんにちは。かわい…

 まなこ(眼)

始めに この話は、の、ほんまの話じゃけ、よう聞いてくれんさい。 この村ぁ、中国地方の奥地で、四方を山に囲まれ、まん中に山の水を集めた大川が流れとる。ゆったり流れたり、急いで流れたり、深んばち(深いふち)を作ったり、竹やぶに突きあたったり、村の…

 なかよし

のんちとまっちんは、三年生になったら、組がかわったんだ。だから教室は、別々。 でも、いつも一しょに遊んでるよ。学校では、遊び時間にろう下で、家に帰れば、もちろん原っぱで。家が近いから、暗くなるまで一しょにあそべるんだよ。 大の大のなかよしさ…

 三にんぐみとジョーリュースイ

<きょうは、どこであそぼうかな>と、のんちがかんがえながら、かばんをおいたところへ、よっちが「あそべる?」といって、もうやってきました。 のんちが「あそべないよ」と言うことはないのに、よっちはいつもそういってくるのです。 ふたりで、おせんべ…

 赤いもみじとランドセル

のんちゃんは、おじいちゃんの家が見えはじめると、かけだしたくなるのをぐっとがまんして、おとうさんとならんで歩きました。 ここは、にぎやかな町で、広い道路はトラックや乗用車がスイスイ走り、両側にはいろんなお店が並んでいます。紙屋さん、かまど屋…

 ピックの手紙(旧題:ローラースケートをはいたうさぎ)

「おじいさーん、サンタのおじいさーん、ちょっとまってくださーい」 ねえ、みなさん、いっしょうけんめいサンタのおじいさんをよんでいるのはだれだと思いますか。そして、ここはどこだと思いますか。 ホラホラ光ってる、光ってる。明るい家の中からとび出…

病巣を絶つ日近づく芽吹きかな