秋気配一点に風土踏まず
洋画館出て地下街でさんま買ふ 河十二月号
長き夜の土不踏押し夫を待つ
夏やせは懸念に及ばぬ紫煙かな
頭上より主確かむる虫の声
土踏まず秋来る時季(とき)を確かめり
それぞれの呼吸して天地秋めけり
カシオペア肥ゆ秋風の吹きはじむ
立秋や存在感増すカシオペア
野分来る太く座しをりカシオペア
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